肌調整という言葉ご存じでしょうか?
- 太郎 木俣
- 2023年1月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年6月18日
新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶大変遅くなってしまいましたが本年もどうぞ宜しくお願い致します。
2023年初ブログにこの記事を持ってくるのはどうかな?
とも思いましたが大事な品質の事ですのでお話させて下さい。
実は先日エンブレムをご購入頂いたお客様から塗装の仕上がりにご指摘を頂きました。
平たく申しますと「装の仕上がりが荒い」いう事でした。
僕としてはきちんと塗装/検品をし、商品の品質に納得し出荷した商品です。
しかしお客様からは最高点/満点の評価を頂けませんでした。
お客様にはきちんと謝罪をさせて頂きました。しかしこれからするお話はしませんでした。
みなさん鏡面仕上げという言葉にお聞き覚えはありますか?
読んで字のごとく鏡の様な仕上がりという意味です。
高級車や高級品などの限られた一部の商品の塗装の仕上げに施されている処理です。
処理?そう実はこれ新車でもごく一部の高級車にしか施されていない工程なんです。
通常 塗装はトップコートのクリアで終わりですが、高級車など限られた一部の
商品のみ工程を増やしてクリアを研磨していているんです。分かりにくいですね。
実は塗装面は塗料を吹き付けた状態では肌は細かくデコボコになっています。
しかし肌調整といって塗装面を研磨する事で塗装面の肌が真っすぐになり
デコボコの無い真っすぐの表面になります。それが鏡の様になる仕組みです。
ちなみにこの工程ハイエンドの高級品にしか施されていません。
なぜか?研磨をすれば磨き傷が入ります。そしてまたその傷を小さくするために研磨する。
これを繰り返す必要がありとっても手間の掛かる作業だからです。
クラフトマンの商品は鏡面加工しておりません。
ただし塗装だけで艶々に。更にクリアは他社より分厚く3層以上吹き付けております。
クラフトマンの商品は鏡面加工をしたいお客様への楽しみの余地を残してのお渡しです。
鏡面加工をDIYにてチャレンジされるお客様は研磨のやり過ぎだけはご注意ください。

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